さて、歯とお正月にまつわるお話をひとつ。
お正月に花びら餅(葩もち)🌸を召し上がる方もいらっしゃると思います。
元々は、宮中の新年儀式であるお歯固めに出されるお祝い料理で、梅の花びらを象ったものでした。
(お歯固めというのは、歯の字を「よわい(齢)」とも読むことから、餅を噛むことで歯根を丈夫にし、延命長寿を願う儀式です。)
これを、茶道家元の玄々斎が禁中に献茶🍵をした際、お歯固めの儀式に使う菱葩を戴き、これを菓子に応用することが許されてから初釜の祝儀に用いられるようになりました。
お正月にいただくものには様々な縁起物がありますが、お菓子の花びら餅にもこのような意味があったのです😊
ちなみに、赤ちゃんが百日のお祝いでする歯固めの儀式も、一生食べ物に困らないようにということに加え、長寿を願う意味があります✨
みなさま、今年も健康な歯で元気に過ごして参りましょう❗️