昭和3年から日本歯科医師会が「6(む)4(し)」にちなんで「虫歯予防デー」を実施していました。
現在では、6月4日から6月10日までを「歯と口の健康週間」としています。
むし歯の子どもは昭和の頃に比べるとぐんと減っています。
統計上はそうですが、常日頃から子どもたちのお口の中を診ている者としては「1本も虫歯がない子と、何本もむし歯がある子」という風に2極化しているようにも感じます。
また、シニア世代の根面むし歯が増えています。
高齢になってもご自身の歯が残っている方が増えてきました。
ですが、歯茎が下がって歯根が露出している方も増えています。
歯根は通常の歯の噛むところと比べ、何倍も柔らかく、虫歯になりやすいところです。
せっかく歯が残っていても、根面むし歯が原因で歯が折れてしまっては元も子もありません。
子どもの世代、働く世代、シニアの世代。
それぞれ虫歯になりやすい場所や注意して磨かなければならないところは異なります。
皆さんの歯みがきは、年齢に応じて変化できていますか?